メーカーにプリント基板の設計、製造、実装などを依頼する前に、ぜひ知っておきたい基板設計の基礎知識を簡単に紹介します。
プリント基板を新規作成する際に必要となる初期費用のことです。ケースによっては基板製造費用のほとんどを占める場合も。メーカーにより無料対応もありますが、注意する点などについて紹介しています。
プリント基板を
作成する際に必要となる
イニシャル費について詳しく見る
プリント基板メーカーが、設計、製造、実装などに対応している基板の種類はさまざまです。そのなかでも、需要が高く比較的ポピュラーな基板の種類、及び対応しているメーカーを紹介しています。
一般的に、高多層基板とは素材と絶縁体を30層以上に組み合わせた基板です。対応メーカーについて紹介しています。実装面積を広くとることができるため、製品の小型化、薄型化が可能な基板です。
コアとなる基板の上に導体層を重ねて多層化した基板であり、高密度配線が可能となることが大きなメリット。業者によってレーザー加工条件や可能なビルド層に違いがあります。基板の特性や対応メーカーについて紹介しています。
ハイレベルなレーザー技術とフィルドめっき技術を組み合わせることにより、全ての層で接続することが可能。無線通信基地局のシステムにも対応することができる基板の特性や対応メーカーを紹介します。
銅パターンの厚みを大幅にアップさせた基板であり、大電流、放熱に対応することが可能です。高密度配線が可能となることにより、機器の小型化に貢献できます。基板の特徴や対応メーカーを紹介しています。
銅ピンを発熱部品の下部分に圧入することにより、ヒートシンクへの放熱性を向上させることができる基板です。設計は容易で、コストや重量をカットすることも可能。基板の特徴や対応メーカーを紹介しています。
アルミナ、窒化アルミなどを部材として製造される金属コア基板のひとつ。放熱性や冷却性に優れ、コストや重量を抑えられることから幅広く使用されています。対応メーカーについても紹介しています。
リジッド基板とフレキシブル基板の両方のメリットを兼ね備えた基板の特徴を紹介。「部品の実装がしやすい」「屈曲性に優れ小型機器の内部でも導入しやすい」ことが魅力です。対応メーカーについても紹介しています。
高周波信号の伝送に適した基板であり、異なる材料を組み合わせた高周波ハイブリッド基板もあります。メーカーによっては非貫通と特殊加工を組み合わせることも可能です。
大型の電子機器、アンテナ、照明など、大型機器への使用を目的として製造されています。ただサイズが大きいだけでなく、高周波向きなどの性能を付加させることも可能。対応メーカーも紹介しています。
絶縁性や耐熱性などに優れた硬い基板で、レーザー加工機器の放熱製品など幅広い需要があります。プラスチックを使用する基板と製造方法が全く異なるため、対応できないメーカーも少なくありません。
多層基板の全ての穴を貫通させることなく、必要な層間のみを接続させる基板。内層のみを貫通するBVH基板とともに設計、製造、実装に対応しているメーカーもあります。
ポリイミドなどの絶縁性と薄さを兼ね備えた材料を使用し、屈曲性に富んだ基板であることが特徴です。立体的な回路やプリンタなどの機器内への配線が可能です。基板の特性や対応メーカーについて紹介しています。
プリント基板とは、電化製品の内部に収められている緑色の板状の部品のこと。電化製品の心臓部と言っても良いでしょう。役割は、「信号」を伝えることと「電力」を送ること。製品デザインに合わせて折り曲げられるフレキシブル基板など、様々なタイプのプリント基板があります。
コンピュータを用いた設計支援システムとして知られるCAD。機械設計や建築設計などの分野はもちろんのこと、今や基板設計においても、CADは必須のツールとして位置づけられています。基板設計にCADが導入されたことで、生産性の向上やコストの削減など、現場には多大な恩恵がもたらされています。
基板設計を依頼する前に、基板設計を依頼する際の流れや必要な資料などを把握しておくことで、製品の品質を高められるだけでなくコスト削減や納期短縮などにもつなげられます。ここでは基板設計の流れを紹介しています。
依頼する前に知っておきたい
基板設計を依頼するときの流れについて詳しく見る
基板の安全性や品質などを客観的に判断する指標として、それぞれの基板がどのような規格にもとづいて製造されているのか確認することも重要です。基板製造における規格について解説していますので参考にしてみてください。
依頼する前に知っておきたい
基板製造における規格について詳しく見る
基板には材質や用途ごとに耐用年数や耐熱性といった課題があり、適切な基板活用には事前に耐用年数や耐熱性を把握しておくことが不可欠です。ここでは、耐用年数や耐熱性を判断するポイントについて解説しています。
依頼する前に知っておきたい
基板の耐用年数・耐熱性について詳しく見る
基板の品質を追求する上で、エッチングという工程は無視できません。エッチングとは化学薬品やガスを使って基板の表面や導体パターンを処理する技術です。ここでは基板試作において重要なエッチングについて詳しく解説しています。
依頼する前に知っておきたい
基板のエッチングについて詳しく見る
金属銅が露出したままでは酸素や湿気で錆びたり腐食したりするため、基板に適切な表面処理を施して保護しなければなりません。どのような表面処理を選択するかで基板の保管期限が変わってしまうこともポイントです。
一般的に基板といえば緑色のものがイメージされがちですが、これはレジストと呼ばれる緑色のインクが基板に塗られているためです。レジストは基板の保護や実装時の作業性を考える上で欠かせない要素となっています。
電子部品に電気を流すと熱が発生しますが、適切な放熱処理を行わなければ発熱による影響で基板が劣化したり故障したりするリスクが高まります。どのような放熱処理があるか把握し、適切なプランニングを行いましょう。
基板の設計、製造、実装の3つに対応するとともに、一貫した製品・サービスの提供と顧客満足向上を実現するISO9001と環境にも配慮したISO14001を取得している3社を紹介します(2021年7月時点)。
コスパを求めるなら
【主な対応基板】
その他の対応基板
放熱基板、銅インレイ基板、アルミ基板、リジットFPC、高周波基板、大型基板、セラミック基板、IVH基板、フレキシブル基板
実績を求めるなら
【主な対応基板】
その他の対応基板
リジットFPC、高周波基板、銅ペースト穴埋め基板、バンプ基板、IVH基板、フレキシブル基板、複合導体厚基板、薄物基板
【選定基準】基板の設計、製造、実装の3つに対応するとともに、一貫した製品・サービスの提供と顧客満足向上を実現するISO9001と環境にも配慮したISO14001を取得している3社を紹介します。